
数年前に購入して置いたロシア製の出力管6C33C-Bが棚の上で眠っていました。
6C33C-Bはプレート損失60W(ダブルヒーター時)、内部抵抗は80オームです。
真空管300Bの内部抵抗が700オームですから、その低さが解ります。
通常は内部抵抗の5〜8倍程度の負荷抵抗を使用しますので、6C33C-Bでの負荷トランスは640オームと成ります。
使用出来るのはノグチトランスのPMF-20W-600S(600オーム、300mA)と成りますが、値段が¥16,040(1個)と少し高いのが難点です。
また、6C33C-Bのヒーターは6.3V×6.6A、または12.6V×3.3Aと大飯食いです。
以前に、ネットで購入して置いたのはタンゴトランスのST-250(倍電圧170V250mA、38V160mA、6.3V3.3A×2)の仕上げです。このトランスをどの様に使うか?最初は170Vをブリッジ整流して225V250mAを得る。ヒーターは片方だけを点火させ、プレート損失を40Wとする。これは、以前に6C33C-Bの修理を頼まれた時の方法です。60Wのプレート損失はあまり利点が無く、40Wの方が色々な点で利点が有ると考えたからです。そのアンプも、と有るバーで毎日10時間以上も働いております。これが、60Wのプレート損失にすると5時間の労働も持たないと思います。
6C33C-Bのヒーター電源はST-250のヒーター回路を使います。38Vを固定バイアスに、足りない所は自己バイアスと私の何時ものパターンです。さて、ドライバー回路は?ヒーター電源は勿論、プレート電源も足りません。電源トランスを別に用意する事にしました。次にドライバー回路は5極管の1段か?3極管の2段?シンプルに使用!!真空管6267を5極管で使い1段に使用!!
ここまでは良いのですが、600オームの出力トランスが高額過ぎます。倍電圧のトランスをブリッジ整流で使用するのも頂けません。プレート電圧を上げ、出力トランスの負荷抵抗も上げ、プレート電流を下げる?
色々なメーカーの出力トランスを調べました。東栄変成器―OPT-20S(負荷2KΩ、MAX130mA)を120mA使用する場合、プレート損失を30W(73%で使用)とした場合、プレート電圧は250Vに成ります。しかし、170Vのブリッジ整流では電圧が足りません。ST-250の端子に130Vが有ります。これを倍電圧整流して346Vを得る事にします。この後、定電圧回路で300Vを作りOPT-20Sに入れます。この回路ですとバイアスはトータルで80V近くになり、最大出力には57Vの電圧が必要に成ります。6267でこの電圧を作るには?同じ東栄変成器の電源トランスP-60Nを使用する事にしました。B電源320Vを使い400Vを作ります。これで80V以上の電圧を取り出す事が出来ます。
内部抵抗80オーム(方側ヒーターなので少し高く成るかも?)に2Kオームの負荷抵抗?作って聴いて見ないと解りません!!
