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  • 2023.05.28 Sunday
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EL34修理

EL34シングルアンプの修理がおわりました。ドライバー回路も電源部分も新しくしました。後30使用出来るかも?でも私は生きてはいません。もし、生きていたら105歳になります?


30年目の入院

連休の間に、入院患者が来ました。約30年前に制作し、納品したアンプです。

何年かぶりにアンプに電気を加えたら、匂いがし、煙が出たと言うことでした。

中身を開くと以上の有様です。電源トランスの配線が燃え出す寸前で、トランスのタールが溶けてはみ出しています。火事に成らなかったのが幸いです。きっと、アンプに電源を入れっぱなしにし、低電流が流れ、次第に温度が上がったのでしょう。アンプ内部にホコリがたまり漏電状態に成ったのでしょう。さて、手術ですが、電源トランスは再生出来ません。手持ちの電源トランスを物色すると、100mmAのトランスが見つかりました。以前の回路は三結でしたが、電流が足りないので、出力を出す為にUL回路とします。私の力で再生させて見せます。

  

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6AQS ppアンプ

体調が少し良くなったので、真空管アンプの制作をしました。

5年前に大腸癌が見つかり、大腸の二カ所をオペで切り取りました。

しかし、再発が肺に転移し、三度、肺癌の手術を受け、現在は科学療法を受けています。

今回、制作したのは6AQ5と云う5極管です。主力は8W×2のものです。                                                 千接続方法はUL接続で、ドライバー回路はムラード方式に成ります。

出て来た音はクリアーな音質のきれいな音です。低域もしっかりとし、聞きやすい音と成りました。

プレート損失12Wに対して真空管が細いので温度が上がるのが気になります。しかし、店で12時間以上使用していますが、異常は見つかりません。 

      

     


6V6GT

長い間、抗癌剤の点滴の為に気力が無く、アンプの制作が出来ませんでした。

最近、気力も出たので余っているパーツで簡単なアンプを製造しました。

出力管は6V6GTを使い、ドライバー管は5670を使いました。

少しでもパワーを出したいのと、音質も良くしたいのでUL接続としました。

パワーは3.5Wに成ります。これが、三結では2Wも出ないでしょう。

私のスピーカーは能率が100dBは有るので1Wでも充分ですが、

90dB前後のスピーカーでは3Wは必要ではないでしょうか。

出てきた音はクリアーな音で切れも良い音でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


JBL L26

新型コロナの影響で皆さん時間を持て余し、部屋の掃除や後片付けをしているようで?

押し入れの中に置いておいたエッジのボロボロに成った、JBL L26が出てきたそうです。

「張替え出来ますか?」との依頼を受けました。

 

本体のスピーカーが断線していない事を確認し、NORTHWEST TRADING社にウーハー用125Aのエッジを注文しました。ウレタン エッジ ペアで¥2,980 送料¥1,415 (背着材入り)でした。

 

 

まず、ウーハーを箱から取り出し、エッジの残りカスや接着面をカッターナイフで取り除きます。私は片刃カッターを使っています。

 

取り除いた後はサンドペイパーで綺麗に磨きます。

 

エッジの貼り付けには、ボイスコイルがガサガサせずスムースに動く事を確認しながら貼り付けます。

 

後はアンプにつなぎ、音出しです。十数年ぶりのJBL L26が蘇りました。最初はL26の能率が89dBと低いのでEL34 ppの30Wアンプで鳴らしましたが、4P1Lの1Wシングルアンプでも充分な音量が得られました。

 


JAN5670Wイコライザー、プリアンプ

今まで使用していたプリアンプは10年以上たちます。フラットアンプの6DJ8も大分ヘタリ、音が少し甘く成っています。制作を依頼されていた事もあり、そこで、新しく2台共、作り直す事にしました。使う真空管はイコライザー、フラットアンプ共にJAN5670Wにします。以前も制作を依頼された時も5670でした。ヒーターは6.3V0.35Aで最大プレート損失は1.35Wμ35で、12AT7 (μ60)と12AU7(μ20)の中間位です。値段も安かったのですが、以前はネットで、600円位でしたが最近は900円位に値が上がっています。電源トランスは北村機電(株)のM2-PWTです。B電源は150V(AC50mA)ヒーターは8V(AC2A)です。ヒーターは直流点火ですので、8Vをブリッジ整流し6Vの3端子レギュレータを使います。ヒーターは6.3V0.35Aと成っていますが、規格では5.7〜6.9Vですので6Vでもその中に入ります。他の人と少し違うのは電源スイッチを2個用意します。1個のスイッチはB電源とフラットアンプの電源スイッチです。2つめはイコライザーのヒーター電源です。こうする事により、LPを使用しない時はイコライザー用真空管のヒーターの電源を止めてしまいます。少しでも真空管を長持ちさせる為です。イコライザーはCR型です。150Vをブリッジ整流し、FET 2SK528を使って定電圧電源を作ります。193Vの電圧を約30V下げリップルを取り除きます。以前は2SK531を使っていましたが、2SK531の損失が40Wに対し2SK528は損失が30Wですので、使用に耐えると考えたからです。

入力回路は3回路とし、イコライザー、AUX2回路の3回路です。店で使うプリアンプは出力回路も3回路とし、出力アンプの切り替えに使用しています。依頼されたプリアンプは出力1回路のみです。


 

 

 

電源回路、イコライザー回路、フラットアンプ回路基板です。


 


トランスドライブ300B

300Bのシングルアンプの制作を依頼されました。予算は18万円との事です。通常は16万円で販売しています。さて、現在の在庫は電源トランスが旧ノグチトランスのPMC-170Mです。B電源が350V-170mA、ヒーターが6.3V3A×3回路、5V3Aが1回路です。このトランスの良いところはバイアス用に70Vの回路が有る事です。ノグチトランスは無くなりましたが、現在はゼネラルトランス販売株式会社で取り扱っています。PMC-170Mは税込みで12,200円との事です。予算18万円との事なので、春日無線のドライバートランスKAD-2020―(15,950円、税込み)を使う事にしました。少し予算オーバーに成りますが、良しとします。少し残念なのは1次プレート電流が15mA(MAX)な事です。できれば20mA位流せれば良いのですが。そこで、初段に12AU7を、ドライバー管に12AU7をパラレルにして使う事にしました。初段とドライバーを直結にしますので、結合コンデンサーは入りません。B電圧350Vはダイオードで整流しますので、450V得られます。縦型電解コンデンサーは耐圧が450Vなので、余裕を持って500V-100μ+100μのブロック型電解コンデンサーを使う事にしました。定電圧、回路にはFET2SK871を使います。これは耐圧900V最大120Wの物です。これに定電圧チェナーダイオードを150V+150V+110V=410VにしてB電源を410Vまで落として300Bの出力トランスに入れます。ドライバートランスの12AU7(パラ)で8.8mA、初段で2.5mA使いますの左右で約22.6mA、残り約147mAと成り、300Bでは半分の約73mAが使える事に成ります。出力トランスは北村機電のRコアRW-20を使用します。トランスの電力損失で300Bのプレートには402Vが加わる事に成ります。バイアスは半分、自己バイアス、半分固定バイアスです。こうする事で、自己バイアス分の電圧は30V、発熱は2.1Wで済みます。300Bの電流は70mAとするので、バイアス83V、残り53Vは70Vを整流してマイナス電源を分圧して作ります。この回路の良い点はバイアスボリュームが要らないことです。300Bのヒーターは6.3Vを整流し1Ωの抵抗を直列に入れて5Vを作ります。結果的にプレート電圧は402-30=372Vと成り電流は70mAなのでプレート損失は26Wで65%の稼働率と成りました。出てきた音は素直な切れの有る音でした。客のざわめき、演奏者の小さな唸り声などがよく聞こえ、ウッドベースの弦の音が良く聞こえました。前回の4P1Lのシングルアンプも良い音ですが、今回の300Bの力強さは感銘です。B電源の電流回路が200mAあればプレート損失を32Wの稼働率80%とすれば、10W以上の出力と成りますが、それが必要かどうかは疑問です。 

 


小さな4P1Lシングルアンプ

残っていた、特注の4P1L用の電源トランスと春日無線の出力トランスKA-7530が有りますので小さなシングルアンプを作る事にしました。KA-7530はシングルトランスで最大電流は30mAです。特注の4P14L用の電源トランスはAC電流で100mA、200Vですから、整流すると100÷1.4=71.4mAに成ります。そこで、4P1Lに出力トランス、ギリギリの29.5mAを流す事にしました。B電源は200Vを整流し270Vを得て、定電圧にします。定電圧はチェナーで220Vととします。マイナス50Vですが、もっと低くしても良いかと思います。この時の2SK531の発熱は約3Wです。もう少し、電圧を上げマイナス30Vでも良いかと思います。一般家庭用の電圧は100Vとされていますが、実際は110V〜90Vの間を変動し差額は20Vですのでマイナス30Vが適切かとも思います。この場合の2SK531の発熱は1.86Wと低く抑えられます。4P1Lは5極直熱管ですのでヒーターには整流が必要です。前回は1000μのコンデンサーでしたが、多い事は良と思い3300μとしました。5極を3極とし、第2グリットを100Ωでプレートと結合します。プレート損失は(224−15)×0.0295=6.16Wですのでシングル効率20%と見て1.2W位です。私は真空管アンプの効率を三結シングルでは20%、プッシュブルでは30%位と暗算します。勿論プレート電圧が上がれば、効率も上昇します。また5極接続ですと効率はグット上がり35%以上に成りますが音質にはどうでしょうか?中を取ったRL結合も良いのでは?

4P1L三結シングル1.2Wの音質は?とても素直な聴き疲れない音質です。3Wの小さな出力トランスですが低域も40Hzまでフラットに伸びています。ウッドベースの最低音は35Hz位ですので充分に再生されます。勿論、ウッドベースを開放弦で弾く時はまれにしか有りませんので、これで充分でしょう?

 

 

 


6V6 シングル ギターアンプ

少し、古くなった成ったギターアンプを、自分のシンプル、イズ、ベストの意味から作り変える事にしました。まず、要らないのは、トーンコントロールです、次に要らないのはゲインボリュームです。これらを省くと6V6のドライバー管は12AX7、1本で間に合います。前回は6V6のUL接続でしたので、同じにします。電源トランスは春日無線のH9-0910が残っていました。B電源は230V50mA、ヒーターが6.3V0.9A×2です。ヒーター電流は6V6 が0.45A、12AX7 が0.3Aですので、1回路の6.3V0.9Aで間に合いますが、余裕をみて別回路としました。B電源は230V50mAしか有りません。安定化電源では電圧が下がり過ぎます、チョークコイルは贅沢過ぎます。ダイオードでの整流後120Ωのブリーダー抵抗としました。もし、ハムノイズが出るようでしたら、後に対策すると言うものです。230Vと整流すると306Vが得られ、120Ωに約48mAが流れますから、B電源は約300Vと成ります。出力トランスの電圧降下を差し引いた時、プレート電圧は286Vに成ります。電流を45mAにするには、自己バイアスを16Vにし、カソード抵抗を330Ωとしました。初段管の12AX7は入力に0.047μと100KΩでローカットを入れ、3dBで33.8Hzからカットします。なぜなら、ギターの周波数は80zH〜15Hhzですから、低音の倍音からしても40zHまでフラットであれば充分だからです。もちろん、ウーハーJBLのD123で能率は98dbも有ります。2Wも有れば充分ですが出力4Wとしました。出てきた音は低域の締まった歯切れの良い音でした。次はベースアンプの改良をします。

 


EL34ppアンプ

少しの間、病気をしていました。病気も回復?したので、元気の出るアンプを作る事にしました。良く、お客様に聞かれます。「真空管アンプはシングルとプッシュブルとではどちらが良いのですか?」。確かに、シングルアンプの構造はプッシュブルアンプより簡単です。ですから、初心者の方にはシングルアンプの制作を進めています。しかし、出力トランスの周波数特性はプッシュブル用が低音域において優れています。シングルトランスは1方通行なので、磁気を帯びやすく電流を取り出せないので、コアを大きくしなくてはならず、値段も高く成ってしまします。ゼネラルトランスの場合、プッシュブル(PMF-18P-8K)18Wの出力で¥7,580、シングル(PMF-10W)10Wの出力で¥8,340となります。周波数特性ではPMF-18P-8Kは10Hzまでフラットです。PMF-10Wは10Hzでー2dBと成ります。ウッドベースの一番低い音が35Hz位ですから、この位の出力トランスであれば充分です、と答えています。

シングルトランスを出力18W近くまで上げた物は(PMF-15WS)15Wでは¥12,140と成ります。ただし、音質的には、シングルは360度で1サイクルに成り、プッシュブルでは180度で1サイクルと成ります。バイクのエンジンに例えると単気筒と2気筒の違いです。2気筒の場合はキャブの調整やピストンのバランス等を合わせなければ成りません。真空管アンプのプッシュブルにも同じ事が言えるのです。

 

今回のアンプ制作は、出力管にEL34を使ったプッシュブルとします。ドライバー回路はムラードとします。この場合、ドライブ電圧を調整する為に2段目の真空管のプレート抵抗値を変えなければ成りません。上段の抵抗の20%位増した数を下段の抵抗値とします。この変化は人それぞれによって違ってきます。LUX社のMQ60は同数の抵抗値を使っています。ムラード回路は初段で一度増幅し、二段目に差動もどきで増幅します。ただし、マイナス電源を用いないので、多少、上下の歪が出ます。しかし、ギターアンプなどではこの方が良いとされ、しばしば用いられるようです。今回のムラード回路は少しでも歪を減らす為に上下のプレート抵抗を20%増しとしました。今回の電源はオークションで入手したLUXのMQ60(S-1791)でB電源が340V280mA、56V30mA,6.3V2Aの電源です。このトランスにはヒーター回路が6.3V2Aしか有りません。MQ60は50CA10と言う真空管を使用していました。5極管を内部で接続して3極管とした物です。ヒーターはAC50V0.175Aですので、2本を直列接続して用いたようです。その為にヒーター回路を節約したようです。

今回のアンプは前回と同様にヒータートランスを別にしました。6.3V10Aの物を使用しました。6CA7のUL接続でもよいのですが、B電源が280mAしか有りません。3極接続でも出力を15W前後しますと、最大出力時に方チャンネルで140mA流れ、ドライバーの電流に余裕が有りません。そこで、プレートを3結にし、54mAに抑えました。出力は11W位でしょう。何時も、お客様に聞かれます。「自己バイアスと固定バイアスではどちらが良いのでしょう。」このアンプを自己バイアスにすると、33V×54mA×4=7.1Wがカソード抵抗で発熱します。固定バイアスではマイナス電圧のボリュウームと左右のバランスを取る為のボリュウームが必要に成り、時々調整する必要が有ります。私は何時も、両方を使用しています。今回も固定バイアスをマイナス20V、自己バイアスを13Vにしてます。この場合のカソード回路からの発熱は13V×54mA×4=2.8Wです。固定バイアス用のマイナス電源は56V端子を整流し分圧してマイナス20Vを作っています。左右のバイアス電圧は自己バイアスの13Vに任せます。

NFBは掛けなくても良いのですが、ムラード回路はどうして音が甘く成るので、正確では無いのですが、6dBほど掛けました。初段管を12AX7のSRPPに、ムラード回路には6N1Pを使用しました。6N1Pはプレート損失が2.2Wなので0.8Wで使用いました。初段をSRPPにしたのは、電源を入れた瞬間に6N1Pのグリットに150Vの高圧電力が掛かるのを防ぐ為です。真空管が暖かまってから、6N1Pのグリットに正規の73Vが加わります。出できた音は、低音域も引き締まり、聴き疲れしない音でした。


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